音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

報告原稿を書いています

この2月3月はけっこう文献を読み進められました。学生の海外引率がこの冬はなかったことが大きいです。しかし肝心の執筆の方はあまり進まず、新年度の授業開始が見えてきた焦りから(貴重な研究期間が終わってしまう!)、ようやく3月後半から筆が進むようになりました。

7月に某所で報告をする予定なのですが、テーマに悩んだあげく、結局3つほど前の記事で今後の課題として取り上げた2つのテーマ(T.H.グリーンの倫理思想とイギリスにおける障害者の歴史)の合わせ技でいくことにしました。グリーンは知的障害について何と言っていたか、知的障害者の権利についてグリーンの倫理思想から何を言えるか、こういったことを考えつつ、いま報告原稿を書いています。

最初はちょっと強引な問題設定かな?と思いましたが、書き進めていくうちに、意外と面白いテーマであることが見えてきました。イギリス理想主義研究としては珍しいタイプの報告だとは思いますが…。聴いていただく方々にどのように受け止められるか、今から期待半分、不安半分です。