音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

A.H.ハルゼー『イギリス社会学の勃興と凋落』

イギリス社会学の勃興と凋落―科学と文学のはざまで作者: A.H.ハルゼー,A.H. Halsey,潮木守一出版社/メーカー: 世織書房発売日: 2011/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (7件) を見るA History of Sociology in Britain: Scien…

 ロンドンの学会に参加してきました

4月19日から3日間、英国政治学会の年次大会に参加するため、ロンドンに行ってきました。初日は電車が遅れたために行きたかったセッションに間に合わず、また会場近くにあったはずの予約したホテルがネットでの情報と違ってかなり離れた場所にあったり(あり…

私のナショナル・アイデンティティについて

前回の記事でお伝えしたケニー教授の「イングリッシュ・アイデンティティ」に関する講義は、日ごろ私自身が抱いているアイデンティティに関する問題についても、少なくない示唆を与えてくれました。以下に講義を受けて考えたことを簡単にメモしたいと思いま…

「イングリッシュ・アイデンティティ」の複雑さ

先日、政治学研究科のMichael Kenny教授による大学院生向け講義を聴いてきました。‘The Politics of English Nationhood’というタイトルで、政治家やメディアの言説、一般の人々へのインタビューと質問紙等の調査結果をもとに、現代イングランドにおいて「イ…

セミナー報告しました

政治学研究科「政治理論・イデオロギーセンター」主催の定期セミナーでの報告が無事に終わりました。英語での報告としては、昨年の研究科内の院生発表会に続いて二回目。昨年は発表20分+質疑応答10分で、聴衆も理論・思想史系の人はほとんどいなかったので…