音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

"The New Liberalism: An Ideology of Social Reform" by Michael Freeden

The New Liberalism: An Ideology of Social Reform

The New Liberalism: An Ideology of Social Reform

ようやく読み終わったー。
この本では20世紀初頭イギリスの福祉政策の拡充の背後にあった、自由主義思想の変化が包括的に論じられている。この研究分野の必読本とされているが、とにかく論点が多岐に渡っているので、細部の理解にこだわっているとなかなか頁が進まない。私も半分くらいは丁寧にノートを取っていたが、このままでは途中で飽きてしまうと思い、流し読みに変えてやっと読み通すことができた。一度頑張って通読して論点を抑え、その後は自分の興味関心に応じて、対応する部分を参照し返すというのがこの本の良い使い方かも。