音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

追加(10月9日):柄谷行人演説@911原発やめろデモ・新宿アルタ前


・・・マスメディアでは、すでに福島の事故は片付いた、ただちに経済復興に取り組みべきだというような意見が強まっています。無論そんなことはない。福島では何も片付いていないのです。しかし、当局やメディアは片付いたかのように言っている。最初からそうです。彼らは最初から事実を隠し、大したことがなかったかのように装ってきたのです。ある意味でそれは成功しています。多くの人たちがそれを信じている。信じたいからです。・・・しかし違います。福島原発事故は片付いていない。今後もすぐには片付かない。むしろ今後に被害者の病状がはっきりと出てきます。また福島の住民は永遠に郷里を離れることになります。つまり我々が忘れようとしても、また実際に忘れても、原発の方は執拗に残る。その上、いつまでも続きます。原発が恐ろしいのはこのことです。それでも人々は大人しく、政府や企業の言うことを聞いているでしょうか。そうであれば日本人は物理的に終わりです。だから私はこう信じています。第一に、反原発運動は長く続くということです。第二に、それは原発に留まらず、日本の社会を根本的に変える力となるだろうということです。皆さん、粘り強く戦いましょう。