音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

近況報告です

 色々と雑事が立て込んでしまい、相変わらずなかなかブログに時間が割けないでいますが、いくつか近況報告がありますので記しておきたいと思います。
 この4月から、東京の某私大に専任教員として就職することになりました。研究分野に近い科目での公募による採用で、自分なりに頑張って応募書類を作成した甲斐がありました。就職に関してはとても苦労することを覚悟していましたので、本当に運がよかったと思います。採用して下さった赴任先の大学には、心より感謝しています。
 そのために、非常勤講師として一年間お世話になった愛知県から、神奈川県へ先日引っ越しました。実家にも比較的近い場所で、再びこの土地に戻ってきたことに少し不思議な感覚を覚えています。と同時に、愛知県を短期間で離れなければならず、とても残念に思いました。東海地方ならではの独特の風習(「奇祭」としか呼びようのないお祭りの数々や「モーニング」の文化など)や、味噌かつカレーうどん小倉トーストをはじめとするインパクトある食文化など、とても気に入っていました。また特に、名古屋で出会った研究者の方々をはじめ、愛知県は人があたたかかったなあと感じます。研究会や読書会、また仕事のあとで一緒に食事や飲みに行ったりした他の研究者の方々との日々は、「大学院生から教員へ」のキャリア転換期で不安の中にあった私に大きな励ましを与えてくれ、また研究者としてのアイデンティティを刺激・維持し続けてくれるものでした。
 その一方で、新しい住まいが実家からも比較的近くなったことは、子育ての観点からはよかったと思います。もうすぐ一歳になる娘はすくすく成長していますが、実はけっこう病気がちなところもあって、親としては心配させられっぱなしの一年間でもありました。今後は焦らず、「祖父母力」も適宜借りつつ、娘なりの成長の手助けに、さらに力を入れていきたいと思います。