音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

ホブハウス『自由主義』の新訳出ました


自由主義―福祉国家への思想的転換

自由主義―福祉国家への思想的転換

先日、僕も少しだけ翻訳にかかわったホブハウス『自由主義』の新訳が、大月書店より出版されました。日本ではまだまだ知られていないイギリスはニューリベラリズムの代表作です。イギリス福祉国家思想の源流、イギリス的なリベラリズムコミュニタリアニズムの結合、ベンサムとJ.S.ミルの功利主義の発展的継承など、『自由主義』には理論的・思想史的にいろいろと興味深い論点がちりばめられています。書店で見かけましたら、ぜひお手にとって頂ければ幸いです。