音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

1. J.A. Hobson and M. Ginsberg, "L.T. Hobhouse: His Life and Work"(1931)のなかのGinsbergが書いた'Sociology'の章を読解・ノート作成開始。Morris Ginsbergはさすがホブハウスの愛弟子なだけある。コンパクトにまとまっていて素晴らしい。

2. Michael Freeden, "Liberalism Divided: A Study in British Political Thought1914-1939"(1986)のIntroductionと、第8章のハロルド・ラスキについての議論の読解・ノート作成開始。前者は「イデオロギー」概念の説明に、家具の配置の仕方の類推を用いていて効果的。後者は1930年代までのラスキの政治思想が、明確にリベラリズムに(特に「ニュー」の方に)基礎づけられていたことを示している。どちらも面白くて勉強になる。