音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

博士課程進学試験&渋谷で打ち上げる


 昨日は博士課程への進学試験。30分の面接と、20分の語学試験でした。修論を仕上げるので精一杯だった私の研究計画書は、内容的にかなり問題アリでしたが、面接では何とか大きな失敗をせずに済み、ほっとしました。面接官の1人で、学部時代からひそかに尊敬している女性労働研究の先生に、修論を少しだけ褒められたことが嬉しかったです。しかし面接で思い知らされたのは、自分がこれから追究していこうとしている問題の大きさと、その一方での現時点での自分の理解の浅さでした。満足のいく知的世界観の構築のためには、まだまだ道は険しそうです。


 ともあれ修論提出、最終試験、進学試験と、修士課程での山場を全て越えたので、今は束の間の解放感に浸っています。ちょうど昨日は、おととし私が韓国に行った時に知り合ったヒョンミさんという人が、彼氏と東京に遊びに来ているということで、夜に渋谷で彼女と、2年ぶりに再会することができました。そのヒョンミさんの彼氏というのが、ニコラさんという流暢な韓国語を操る、ソウル在住のイタリア人でした。さらに昨日はそこに、彼の友人で東京在住のイタリア人、フランチェスカさんとフローラさん(イタリアの人は名前がかっこいいな〜)も加わり、日本語、韓国語、英語、イタリア語が飛び交う、なかなかエキサイティングな夜になりました。「1次会は、まず築地でスシを食べよう」とフランチェスカさんが言い出したので、渋谷にいるのに何で築地!?と思ったら、連れて行かれたのは、渋谷センター街にある「回転寿司 築地」でした・笑。「渋谷は私の庭だ」と豪語するフランチェスカさんに、その後もセンター街をいろいろと案内してもらいました。私にとっては久しぶりの国際体験で、ブロークン・イングリッシュを話しながら歩いた夜の渋谷の街は、どこか他の国の都市にいるような気分にさせてくれました。


 さて明日からはさらなる国際体験を、ということで、ウィーンとプラハに10日間ほど行ってきます。この日のために修論を頑張ってきたといっても過言ではないのです!(興奮) 世紀末芸術とビア−とのだめの世界を、それぞれ存分に味わってこようと思います。