音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

妻が「絶対安静」と言われる

気がつけばもう3月ですね。留学を終えて帰国した昨年の夏には、2013年の3月などまだ先のことと思っていたのですが。。。時の流れの速さを、少し緩めてほしいと思う今日この頃です。今月から5月にかけて、全て個人的なことですが、何やらイベントが盛りだくさんとなりつつあります。来週は、先月に引き続きイギリス留学時代の指導教官が再度来日します。彼らを招聘したワークショップが横浜で開催され、私もそれにコメンテーターとして参加してくる予定です。ワークショップ後、私はすぐに成田空港から渡英し、カーディフ大学で博士論文の口頭試問を受けてきます。4月からは、東海地方の某大学で週に5コマほど非常勤講師として教えさせて頂くことになりました。さらに5月には、赤ちゃんがとうとう我が家に来てしまいます!これまで一介の大学院生でしかなかった自分のアイデンティティが、突如春からは教員と父親のそれに切り替わらざるを得ないことに、楽しみである反面、たじろぎと不安もまた覚える日々です。

これらのイベントにはどれもしっかりと準備してから臨みたいところなのですが、どれもまだあまり準備できていないというのが正直なところです。。。ここ最近は何よりも、妻が突然ベッドから起き上がれなくなってしまったことへの対応に追われています。本人はいたって元気なのですが、二週間前の妊婦健診で、医者から子宮に問題があり切迫早産の恐れがある、妊娠37週目に入るまでの今後7週間(!)、トイレと食事、シャワーの時以外は起き上がってはならず、「絶対安静!」と言われてしまったのです。私の方は、おかげで朝昼晩の食事の準備をはじめ家事の量が大幅に増え、また妻の仕事に関する事柄やその他のこまごました雑務も代わりに行わなければならず、言わば「主夫、兼秘書、兼介護者」的な、せわしない状況になってしまいました。正直、愚痴の一つも書きたくなることもありますが、一番大変でもどかしく思っているのは彼女自身でしょう。主観では自分は元気なのに、ずっと寝ていなければならないのですから。毎日退屈なことこの上無いようで、最近は「暴れん坊将軍」など時代劇の再放送を見ているようです。。。また退屈さよりも辛いのは、予定より二週間以上も早く産休に入らざるを得なくなってしまい、職場の方々に多大な迷惑をかけてしまったことだと言います。すばやく柔軟に対応して下さった彼女の職場の方々には、本当に感謝しています。

色々と話には聞いていましたが、妊娠には本当に予想外のことがついて回るということを、妻が妊娠後期を迎えたここへ来て実感しています。でも、それもこれもすべて、無事に赤ちゃんに産まれてきてもらうために必要なステップ。なるべく心に余裕を持って、日々を過ごしたいと思います。