音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

ミーティング

1. 指導教官とのミーティング。いつもなら1時間くらいなのだが、今日は長引いて1時間半ほどかかった。さすがに疲れが…。理論的な部分でかなり重要な点が理解出来ていないことに気づかされる(理想主義哲学の道徳原理と「社会的承認」概念の関係をどう理解すべきか、という問題)。次回までに博士論文の全体像の構想を書いてくるよう言われる。うぐぐ。。。

2. 'Ritchie: Evolution and the Limits of Rights' (David Boucher, 2000)の論文を読み終え、ノートを途中まで取る。自然権批判におけるリッチーとバークの共通点など面白い。自然主義=進化生物学を受け入れなかったグリーンと異なり、リッチーは人間の生物学的進化の中に、理想主義道徳原理の実現過程を見出そうとした、とのこと。この点、ホブハウスの問題関心と大きく共通するところがある。