音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

留学という選択

長らく更新が滞っていました。実は9月中旬より、イギリスのシェフィールド大学に留学に来ています。昨年の冬に入学許可をもらってから、留学についてはずっと迷っていましたが、この機会を逃したくないという気持ちの方が最終的に勝りました。三年間の予定のイギリスでの研究生活の目標は二つ。一つ目は、抽象的ですが、確固とした自分独自の知的世界を構築すること、二つ目は、日本に残してきた恋人と絶対に別れないということです。研究者を目指して大学院に進学するという選択それ自体もさることながら、その間に留学に行くというのは、家族をはじめ親しい人々に多くの迷惑をかける、本当にSelfishな選択だと思います。僕の場合は、一生かかっても償いきれない精神的負担を、恋人に負わせてしまいました。その事実を常に自覚して、研究に臨まなければいけないと思っています。