音楽友に、今日も安眠

某大学教員の日記

近況です

2年前の卒業論文の執筆時とまったく同じように、修士論文執筆中の現在、ブログが放置状態になっています。申し訳ありません。ちなみに切羽詰まり度も、あのときと同じです。我ながら進歩の無さに呆れます。まあ今はひたすら書くだけなのですが、ここへ来て新しい見方が自分の中で出てきたり、以前に想定していたことが覆されたりと、なかなか気の休まる時がありません。


ところで最近バイト先の古本屋さんに入ってきた男の子が、学部生の頃に慶大の小熊英二氏のゼミ生だったことが判明しました。ご飯に誘ったらたちまち仲良くなりました。はじめから言葉の端々から只者じゃなさを醸し出していた彼でしたが、どうやら職場ではギアをかなり押さえていたようで、お酒の席では喋ること喋ること。話を聞いてると、日本の文芸評論という分野もなかなか面白そうです。彼自身は加藤周一が大のお気に入りだそうです。振り返っていま現在の自分のモノの考え方が、19世紀的な西洋合理主義の思想にどっぷりつかってしまっていることを、改めて認識しました。


ところで2年前の卒論執筆時には、「のだめ」のマンガがリフレッシュのもとだったのですが、今回はそれに代わって、音楽が心の支えになっています。レディオヘッド、トラヴィス、コールドプレイなど聴いてますが、邦楽では先月リリースされたラルクのニューアルバムが特に素晴らしいです。ファンも初心者も同時に満足させるような名曲揃い。聴いてると感情の色んなところが刺激されます。皆さん書いてますが、もう15年以上続けているのに曲がマンネリ化しないのが凄い。見習いたいものです。

KISS

KISS